アカデメイア物性部門 - 概要
アカデメイア物性部門では、様々な企業・大学・研究機関からの依頼をもとに、物質科学・物性の計算にかかわる開発・数値実験・調査・文書整備・講習会の開催・研究アウトリーチ協力を行っています。

計算から物理まで

開発では、アルゴリズム最適化や並列化、GPGPU化などによる計算の高速化をはじめ、シミュレーション用ツール開発や新規ライブラリ実装、機械学習による物質探索ツールの開発などを行っています。 数値実験では、第一原理計算をはじめとしたシミュレーションを行い、スピン状態や電子状態等を求め、研究や調査に寄与するデータを提供しています。 調査においては、既存のアプリケーション・論文・解析手法・物理学的手法などを対象とした報告を行い、研究・開発を支援しています。
実績
開発 ・論文等に基づく新規手法の実装
・MPIやGPGPUによる並列化
・シミュレーション等における補助ツールの整備
数値実験 ・第一原理計算等による物理シミュレーションの実施
調査 ・既存研究、手法に関する調査
・シミュレーションにおけるパラメータ等の調査
文書整備 ・シミュレーションソフトウェアのマニュアル整備
講習会 ・大学や企業研究者に向けたソフトウェアの講習会の実施
アウトリーチ ・ソフトウェアや研究機関に対するWebサイトの作成、整備、管理
メンバー
所属 アカデメイア物性部門
学位 理学博士
連絡先 https://www.academeia15.co.jp/material-contact
研究内容 計算機マテリアルデザイン手法を用いた金属、半導体、金属間化合物をおよびそれらのナノ構造を用いた高機能材料の理論的開発を研究テーマとしている。高性能永久磁石の創成が重要な課題の一つである。
計算機マテリアルデザインは量子デザイン(量子力学に基づいて、与えられた物性や機能を有する物資・構造を推論すること)によって実行される。
このような逆問題を解く事は一般に困難であるが、量子デザインでは、量子シミュレーションよる計算機の中での実験を通じて物性発現の機構を明らかにすることによってこの問題を解く。
そこで生まれる大量のデータを用いた機械学習手法も援用される。量子デザイン、量子シミュレーションにおいては手法の開発も重要な研究課題であり、高精度第一原理計算手法の開発とともに、KKRグリーン関数法に基づいた線形応答、第一原理非平衡グリーン関数法の開発、大規模計算に向けた遮蔽 KKR法、密度汎関数法に対するより良い近似的の開発等を推進している。
発表文献 https://scholar.google.co.jp/citations?user=-9zzHuEAAAAJ&hl=ja&oi=sr
           
所属 アカデメイア物性部門
学位 博士(理学)
略歴 東京大学で博士(理学)を取得後、高エネルギー加速器研究機構、産業技術総合研究所、東京大学物性研究所 研究員を経て、2016年にアカデメイアに入社。研究者としての統計物理、物性物理、数値計算の経験を活かしアカデメイアでは物質科学や機械学習関連を中心にソフトウェアの開発や受託計算、コンサルティングなどを担当している。
連絡先 https://www.academeia15.co.jp/material-contact
発表文献 https://scholar.google.co.jp/citations?user=WQFOEiAAAAAJ&hl=ja&oi=sra
           
所属 アカデメイア物性部門
学位 博士(工学)
略歴 東京大学で博士(工学)を取得後、分子科学研究所、筑波大学 研究員を経て、2020年にアカデメイアに入社。アカデメイア入社前から光と物質の相互作用を記述する第一原理計算ソフトウェアSALMONの開発に携わっている。入社後は物性物理、統計物理及び機械学習の分野において、論文に記載された式の実装、GPUでの高速化、解析、論文調査などを行っている。
連絡先 https://www.academeia15.co.jp/material-contact
発表文献 https://scholar.google.co.jp/citations?user=ukz2_PgAAAAJ&hl=ja